運動前と運動後のクレアチンの働きの違いについて
クレアチンといえば、パワーサプリともいわれているほど筋トレのサポート役として非常に効果の高い成分です。
一言にクレアチンと言っても、その摂取方法により効果も変わってきます。
例えば、運動前に摂取する場合と運動後に摂取する場合とでは、その作用が異なると言われています。
せっかくトレーニングにクレアチンを取り入れるなら、できるだけ効果的に摂取したいものですし、その作用を存分に生かしたいと思う人も多いでしょう。
その一例として、運動前と運動後とそれぞれどんなふうに作用が違ってくるのか、その違いをまとめてみました。
<まず、クレアチンの働きって?>
クレアチンは、筋トレにおいてより力強く高強度なパフォーマンスを目指している人たちが主に活用しています。
つまり、それだけ筋肉に対する作用が強く、効果が期待できるアイテムということがわかります。
また、瞬発力がぐっと高まりますから、短距離を走る人なども活用しているサプリメントです。
人間の身体において、ATPという物質がADPという物質に分解される際に放出されるエネルギーというのが非常に大事になってきます。
このエネルギーが身体を動かす際に必要となってくるからです。
そして、クレアチンはそのもとになるATPを合成するさいに重要となる物質で、普段の食事でも摂取することができます。
しかし、より高度なパフォーマンスを望む場合は、サプリメントで摂取するのが一番効率的と言われています。
そして、その効果は運動前に摂取する場合と運動後に摂取する場合とで大きく変わります。
クレアチンを摂取するのに一番良いタイミングが、運動をする30分前か、運動をした直後で、もっとも効果的であるようです。
<運動前に飲む場合>
まず、運動をする30分前にクレアチンを摂取した場合一体どんな作用が起こっているのでしょうか。
クレアチンの働きでも記したように、クレアチンには筋肉のパフォーマンスを向上する効果があります。
ですから、運動をする30分前に摂取することで、トレーニング自体の質を上げることができ、その結果を期待することができるというわけです。
例えば、トレーニングを強化したいと思っている人は、特に運動前に飲むといいと言えます。
<運動後に飲む場合>
運動後にクレアチンを飲む場合は、運動直後に飲む方が効果が高いと言われています。
それは、運動後はクレアチンに限らずあらゆる成分の吸収率が高いタイミングであるからです。
クレアチンもこの例にもれずに、運動後の吸収率の高いタイミングでググッと吸収されていきます。
その際に、クレアチンには運動後の疲労した筋肉の回復をサポートする性質がありますから、その働きが作用します。
そうすることで、次のパフォーマンスに向けての回復が早くなります。
ですから、より一層ストイックにトレーニングをして行きたい人は、運動後の摂取は必須と言えます。
<どちらの場合も気を付けること>
このように運動前、運動後と摂取のタイミングによって、その特性を発揮するクレアチンですから、できるだけ効果的に摂取して最大限の力を出したいモノです。
非常に効果の期待されるクレアチンには、もう一つ忘れてはならない性質があります。
それは、クレアチンには筋肉内に水分を吸収していくという特徴です。
そうすることで筋肉外の水分が少なくなるため、肉離れ等を起こしやすくなってしまいます。
運動前に飲む場合も、運動後に飲む場合も、しっかりと水分を摂ることを忘れないようにしましょう。
クレアチン自体の性質を理解し、効果的にそして安全にクレアチンを摂取してこそ完璧な筋肉のパフォーマンスの向上を得られるというものです。
また、自分自身の身体との相談しながら、日々のバランスを取りながらクレアチンとトレーニングを上手に活用していきましょう。